犬1匹と猫5匹

南の島からやってきた犬1匹と、個性豊かな元野良ニャン5匹と暮らす、平凡な飼い主のそんな日常

ハルのこと 8月8日~10日

さらに続き。

ちょっとハルが亡くなった後の写真を載せるのはどうかと迷ったのですが、
ハルは亡くなってからも眠っているようにしか見えない感じだったんで、
載せることにしました。
もし不快に思う人がいたらごめんなさい。

8月8日

久しぶりに2階で眠っていたけれど、
午前3時過ぎに目が覚めたので1階に様子を見に行った。
ハルはうつぶせのいつもの姿勢で、顔を少し横に向けて眠っているように見えた。
近づいてなでてあげようかなと思ったけれど、
もし眠っているなら起こしてしまうのでそのまま2階に戻ることに。

「ハルの様子がおかしい!」
午前4時ごろ旦那の声であわてて一階にかけ降りる。
しかしなぜか私は、「ちょっと待ってコンタクト入れる!」と洗面に向かってしまう。
そのあいだ1分もかかっていないと思うのだけど、
私がハルのそばににたどり着いた時にはもうハルの呼吸は止まっていました。

「もう息してないよ」と私が言うと、
「ほんの数秒前まではしていた」と旦那。
私、なんてまぬけなんだろう。アホすぎる・・・。
なんでコンタクトなんて入れる必要があったのか?意味が全くわからない。

余命宣告されてからできるだけハルのそばにいると決めたはずなのに、
最後の最後に一緒にいてあげれなかった。
動かなくなったハルを抱いて、
「ハル、ありがとう」、私はそう言い続けることしかできませんでした。

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旦那に後から聞くと、
普段はめったなことで起きない旦那がハルの呼吸が荒くなったことに気づき、
あわてて2階にいる私を呼んでハルの様子をそばで見ていると、
ハルは肩を使って何度か大きな呼吸をした後、
一度大きく深呼吸をするような感じで息を引き取ったとのことです。
時間にしてほんの数分だったとのこと。
痙攣やおう吐もなかったので、そんなに苦しまずに逝けたのかもしれません。
表情もとても安らかでした。

動かなくなったハル。これって何かの間違い?現実?
私はなかなかハルの死を受け入れることができませんでした。
余命宣告を受けていたけれど、少なくともお盆休みまではとか、
もしかしたらお盆休みが明けてもハルと一緒にいれるかもとか思っていたので。

しかし悲しみにくれながらも人間の時と同じように、やらなければいけないことがあります。
特に今は夏、ハルの火葬のことを考えなければいけません。
数年前から近くにある動物霊園「にじの橋舎」のことが気になっていました。
いつかはお世話になるかもと思いながらも、
それはまだまだ遠い先のことであってほしかったので、
ずっとホームページすら見ることができませんでした。

が、この日初めてホームページを見て、朝になるのを待って連絡を取りました。
しかし当日は11時からが空いているのみとの返答。
いくらなんでもさっき亡くなったばかりなのに、
そんなに早くのお別れは私の気持ちの整理がまだつかない。
ならば明日ではと聞いてみると、停滞している台風の影響で明日は休業とのこと。
遺体のことは心配でしたが、冷房の効いた部屋で氷やドライアイスで冷やしておけば大丈夫とのこと。
というわけで旦那と相談して、あさって午前中の予約を入れました。

その後、旦那とドライアイスを買いに走り、そのついでに霊園を見に行った。
中はちょっとごちゃごちゃした感じではあるけれど、
対応してくれた女性がとても親切で動物好きだったので安心できました。

夜ご飯にハルの大好物だったかつおのタタキを出した。
ハルにももちろんおすそ分けをしたら、あろうことかアギーがやってきて盗み食いをしました
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アギーはいつも、ハルに取られてばかりだったからなー
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ハル、無念なり!
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ハルの体をふいていると、足が少し床ずれで赤くなっているところがあった。
気づいてあげれなくて申し訳なかった。ごめんね。

夜はハルと手をつないで眠った。

8月9日

友人が3人、ハルに会いに来てくれた。
我が家がこんなにぎやかになることはめったにないので、
おくらは必死で逃げ回り、アギーとナミも少々びくびくした感じ。
そんな中、王様ちょんはいつもの定位置から動くこともなくお休み中。さすがだわ。

そして、シーくんはと言うと、自分の大好きな人たちが次々やってくるもんだから、
嬉しさに耐えきれず、旦那の制止も振り切り、
いつもは出入り禁止で決してあがってこない2階に鼻息も荒くやってきた。
あまりにも嬉しそうなので、しかたなく今回ばかりは許すことに。

ハルを囲んでみんなと話している間は、私の気持ちも軽くなる。
話すということは大事なんだなーと実感する。
みんなが帰った後、ハルはたくさんの人に愛されて幸せだったなーと私まで幸せな気分になる。
忙しい中、みんな来てくれて本当にありがとう。

きれいなお花やフードまでいただきました。よかったね、ハル
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ドライアイスが効いているのか、今日もハルの遺体はきれいなまま。
恐れていた死後硬直も全くなく、お手手もふにゃふにゃのまま。冷たくもならない。
なのでやっぱり眠っているようにしか見えない。
しかし残っていた腹水が多少もれでているような感じがあるので、
旦那と汚れているところだけシャワーできれいに洗った。

どこかに出かけるときは、ハルに「行ってきます」と言い、
帰宅したときは、ハルに「ただいまー」って言う。
たくさんなでて、たくさん声をかける。
ハルのことが好きすぎてどうしようもない。

この日もハルと手をつないで寝る。

8月10日

この日も台風の影響で雨風が強い。
予約していた「虹の橋舎」から電話。
夕方から火葬の予約をしていたけど、
台風の影響で近くで土砂崩れもあり、
川のすぐそばにある現地は使用不可能とのこと。
代替案として移動火葬車で対応すると言われる。

しかしその専用の場所が別にあるというわけではなく、
周囲に迷惑がかからない、住宅がない工業地帯のようなところで道路に止めてやるとのこと。
しかもそれは私の職場の近く。それってどうよ?
空気も汚く環境も悪い場所で、そのへんに路上駐車してってことやん。
これはどうも受け入れられない。

ならばもう一日のばすかとも考えたけど、
明日はすでに予約がいっぱいとのこと。
恐らくこの台風で延期になった方が他にもいたと思われる。
結局現地で火葬をするなら、あさってまで待たなければいけないとのこと。
でもそうなるとハルの遺体が傷んでいくのは目に見えているし、
あさっては旦那も仕事が休めないので、とてもじゃないけど待てない!

しばらく1階でハルと生活していたシーくん、寂しくなっちゃったね
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これは不測の事態。
でも、移動火葬車・・やっぱり嫌。待ってる間も落ち着けないし。
こんなところで妥協するのはどうしても嫌だ!

というわけで急きょ他の霊園を探すことに。
昔利用したことのある「六甲動物霊園」はちょっと遠いし、
そもそも当日対応してくれるところがあるのだろうか?
思ったよりも動物霊園の情報は少ない。
霊園の中にはホームページがないところもあるし、
利用したことのある人の口コミもほとんど見つからない。
火葬のことなんて、悲しくてあまり書きたくないのかも。

不安になりながらも、ここなら近くてよさそうといううところをひとつ発見。
電話をして事情を話すと、夕方からなら当日対応してくれるとのこと。
「芦屋動物霊園」。こちらはホームページもなかったけれど、
信頼している友人がお願いしたことがあるというのが決め手になった。

旦那と花を買いに行く。
ハルの花のイメージは、やはり丸くて明るいひまわり。

急に霊園が変更になったため、ばたばたと時間が過ぎていく。
もうすぐハルの体とお別れだと思うと、さみしくてしかたない。
死後硬直などで見た目や手触りがどんどん変わっていくかと思っていたけど、
あいかわらずハルの体はふにゃふにゃでやわらかい。
ベットの中のハルはずっと眠っているようにしか見えない。
驚かないから、目を覚ましてくれたらいいのにと何度も思った。

霊園に行く前に、また別の友人からお花をいただきました。ハル、もてもてやなー
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あんなに降っていた雨もやんで出発の時間。
旦那と友人も一緒に3人で葬儀場に向かう。
到着すると御夫婦で出迎えしていただき、霊園はきれいに手入れされていて想像以上にいい感じ。
ここにしてよかったと思う。

小さな待合室で説明を聞いた後は、
ハルを紙の棺に入れて花やおやつを一緒に入れていく。
すごく悲しいはずなのに、
食いしん坊のハルのためにとあれやこれやと入れているうちに、
なかなか生のかつおのたたきを入れる人はいないだろうとか思うと、
なんだか笑えてきた。
最後まで楽しい気持ちにしてくれるハルはさすがだわね。

待合室にて。ハルはずっと可愛いなー
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それでも、準備ができて後はハルを手渡すだけというときになると、
渡すのが嫌で嫌でしかたなかった。
やっぱりやめますと引き返したいぐらいの気持ちだった。
今は動かなくてもまだハルにふれることはできる。
それがもう全てなくなってしまうのは、私にとって耐え難いことだった。

しかしもちろん引き返すことなんてできるはずもなく、泣く泣くハルを手渡した。
火葬にかかる時間は約1時間程度のこと。

その間、他の犬猫たちのお墓を見て回ったりして過ごした。
ちなみに人間のようなお墓の料金は、50万円プラス年間管理費。
小さなロッカータイプは、15万円プラス年間管理費。
共同慰霊碑は、5万円プラス年間管理費だったと思います。
芦屋値段で他と比べるとちょっとお高め?かもしれませんが、
その分環境もよく、きれいに手入れされているので、
お墓を持ちたいという方にはお勧めです。

私は今のところお墓を持つつもりはありません。
ずっと管理していくことはできないし、
どうせお骨を持ったままにしておくなら自分のそばに置いておきたいです。
かといっていつまでもお骨を置いておくつもりもなく、
いつかは土に返したいと思っています。
こういうことは人それぞれ思うようにすればよいこと。
どんな形になるにせよ、ずっと心の中にいることが一番の供養だと思います。

ハル、早く生まれ変わってまた私のところにおいで!
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あっというまに時間が過ぎて、お骨を拾うために呼ばれる。
人間で何度か見たことはあるけれど、
やはりただのお骨になってしまったハルの姿は、
もうどこにも生前の面影はありませんでした。

私、旦那、友人、霊園の奥様と、4人がかりでお骨を拾い骨壷に入れていきます。
奥様は主に爪を探してくれて、お骨とは別の入れ物におさめてくれます。
ここでも初めのうちはもう悲しくて悲しくてたまらなかったのですが、
途中からあまりにお箸を使うのが下手な自分に笑けてきました。
きっと私一人だったらいつまでも終わらなかったと思います。
しまいにはあまりにもぽろぽろ落ちるので、手で拾いました。

旦那は旦那で、宝探しのようにハルの爪を探し、
見つけるたびに奥様に「これですか!」と自信満々に確認するものの、
あっさり違いますと言われる始末。これまた笑える。

さらにやっているうちに少しでも取り残すまい!という気持ちになり、
時間いっぱいまで黙々と、ひたすら細かい骨まで取りきりました!
祭儀場の方にも「十分取った方だと思います(苦笑)」とお言葉をいただきました!
ハル、私たち頑張ったよ!

ちなみに、ハルの棺の中はこんな感じでした。明らかに入れすぎです
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あんなに丸くてころころしていたハルが、
小さくなってまた私の元に帰ってきました。
もう触れることはできないけれど、
不思議とハルはいつも私の近くにいる。そんな気がしました。

お帰り、ハル
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今回お世話になった霊園。
パンフレットとかもないようで、名刺を持ち帰りました
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家に帰って、お骨になったハルを他の猫たちに見せました。
きっとハルはこれから、ちょん、おくら、アギー、ナミ、シーのことを見守ってくれると思います。

余命宣告以来、この日までろくにご飯を食べていなかった私ですが、
なぜか食いしん坊のハルのためにもたくさん食べよう!と思い、
夜ごはんは友人も誘って王将に行くことにしました。
たくさん食べるのは久しぶりだったので、
少々胃が驚いた感はあったけどおいしかったです。

ハルがいなくなったベットに、シーがボールを運んだようです。
シーくんからのプレゼントということで、このままにしておこう
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そしてこれを書いている今日は、ハルが亡くなってからもう3週間。
今思うと、ハルが亡くなったときよりも余命宣告をされたときの方がつらかった気がします。
亡くなってからは、どれだけつらくてもハルといれた日は幸せだったとわかるのですが、
余命宣告から亡くなるまでの日は本当に不安と怖さでどうにかなりそうでした。
これでもかというぐらい毎日泣いてました。

亡くなったときはやはりあれこれ後悔しました。
強制給餌や点滴をしなければあと少しは一緒にいれたかもとか、
もっともっとできることはあったんじゃないかとか。

それでも今は、ハルはなかなか幸せだったんじゃないかと思えるようになりました。
最後の数週間はつらかったかもしれないけれど、
それまではたくさんおいしいものを食べて、他の猫たちとも仲良く過ごして、
私や旦那や友人にも愛されて。

今頃、虹の橋で元気だった体に戻っておいしいものをたくさん食べていると思います。
他の犬猫たちの分を横取りしてなきゃいーけど。
ハルにはずっと幸せでいてもらわないとね!

本当にかわいくて、強くて、食いしん坊で、面倒見がよくて、かしこくて、
手先が器用で、何一つ悪いところなんてなかったなー。

ハル、私のところに来てくれて本当にありがとう。

若かりし頃のハル。
食いしん坊は変わらず、台所でいたずら中
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まとまりのない文章を読んでくれてありがとうございました。

そしてハルのことを気にかけていてくれたみなさま、ありがとうございます。
この先もこんなつらいことが何回もやってくるだろうけど、
今、ちょん、おくら、アギー、ナミ、シーと過ごす時間を大切にしていきたいと思います。

ハル、これからも私の心の中でずっと一緒だよ!

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  1. 2014/08/29(金) 00:25:30|
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ハルのこと 8月5日~7日

続きです。
この記録は私が当時つけていたノートを元にしているのですが、
改めて昨日アップしたやつを読むと暗いですねー。
ま、ほんとにその時は真っ暗闇の中にいたのですが、
今思い出せばあんなにゆっくりハルと過ごした時間はなかったと思うので、
つらかったけど今では幸せだっとも思えます。

8月5日

部屋でずっと一緒にいても、私にできることはせいぜい寝床のタオルを変えることや、
体をふいたりブラッシング、歩くときに少々体を支えて付き添うことぐらい。
静かな部屋ではどうしても気持ちが暗くなってしまい、
シーを連れて散歩に出ることが私の息抜きになっていました。
長時間留守にするのは心配なので、短い時間だけど、
私の隣を楽しそうに歩くシーの顔にどれだけ救われたかわかりません。

その後もハルに寄り添うように眠るシーの姿が。動物は何かを敏感に感じるんだろうな
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だんだんと目やにもひどくなり、鼻がつまっている時も。
しかも昨日病院で食べたご飯を吐いた後があった。
それでも餓死は避けたかったので、時間を空けて3ccほど強制給餌をやってみるものの、
その後は風呂場で横になって倒れこんでしまう。
どうしていいのかまたわかならくなる。

尿は出ているけど量が減ってきた。食べていないのでうんちはなし。
風呂場と寝床の往復回数も減った。
飲み水に何度か顔をつけるが、どうしてもその先に進めない
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この日も私の不安感は増すばかりで、怖くて怖くて仕方ありませんでした。
昨日と同じように、「旦那が帰ってくるまであと○時間」と自分に言い聞かせていましたが、
時間が過ぎるということはハルと過ごせる時間も少なくなっていくことだと思うと、
時間がたってほしいようなほしくないような複雑な気持ちでした。

夜から自宅点滴開始。150CC。思ったよりもスムーズにできた。
しかしほとんど眠るのもままならないハルは息もしんどそうで、歩くのもやっとな感じ。

顔つきは変わってしまったけど、毛並みもよくずっと可愛いままのハル
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8月6日

朝から呼吸が苦しそう。お腹もぐるぐるなりっぱなし。
風呂場に移動するのも、途中で何度もへたりこむ。
もう駄目かなと何度も思う。
栄養補給のために買ったブドウ糖もうまく飲み込めず、吐き気もあり。
目やにも多く、顔をふかれるのを嫌がる。
尿も減って、バスタオルを日に5~6回は変えていたのが、2回程度で済むように。

ハルが大好きなアギーは、ふらふらのハルにもごっつんのご挨拶
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病院に電話。
尿が減っているなら点滴を減らすこと。脇の下がたぷついていたら点滴が残っている証拠。
利尿剤を使用するのも今の状態ではよくないとのこと
は85

この日は私が一人暮らしをしていた頃、
留守にするたび猫たちのことをお世話してくれていた友人が、
ハルの状態を知って急きょ会いにきてくれました。
この日は朝からぐったりでお風呂場で横たわっていることが多かったので、
もしかしたら友人が来るまで持たないのではないかと心配でした。

が、10時半頃に友人が来ると、あきらかにハルは嬉しそうで、
ここのところ水を自ら飲むことなんてなかったのに二口ほど飲み、
お風呂場への移動もよろけてはいましたが、途中でへたることなく移動。
こんなことは本当に久しぶりのことでした。
きっといいかっこがしたかったんだろうなー。男前だわ。

さっきまでお風呂場でもう駄目かもと思ってしまうほどだったハルが、
わずかですが目の開き具合も大きくなり、いい表情になっていました。
きっと友人のことが大好きだったんだと思います。
泣いている友人に、
「僕は大丈夫。心配しないで」
ハルがそう言っているように見えました。

私のことをじっと見つめるハル。
すごくしんどいはずなのに、その表情はとても優しく、お目目が少しぱっちりしていました。
お気に入りの一枚です
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ハルのおかげで久しぶりに友人とゆっくり話すことができました。
私も誰かと話していると、その時は少し楽な気持ちになれたので、
ハルも私もこの日はずいぶん助けられました。

友人が帰るときハルに声をかけると、
それまでじっとしていたハルが寝床から友人の前までやってきて、
しばらくそこにいた後、また自分の寝床に戻っていきました。
どう見てもそのタイミングと動きが、友人に挨拶をしに行ったかのようだったので、
私も友人も「ハルが挨拶をしにきた!」と驚きました。ハルの力はすごい!

そんな体力はもうないはずなのに、
きちんとお見送りをしたかったんだと思います。
友人は、「また会いに来るからね」とハルに言いましたが、
今思えばハルはもう友人と会うのは最後だとわかっていたのかもしれません。
ちょんもおくらももちろん友人のことを覚えていました。

食事をまともに取っていないことを見透かされていたのか、友人からの差し入れ。
がんばって食べました。ありがたいです!
このときは私も3キロ位やせていましたが、
今はすっかり元通りというかさらに増えてるかも
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そして、やっぱり友人がいた間のハルは頑張りすぎていたのか、
友人が帰った後は、再びお風呂場でへたりこんでしまいました。

右奥の風呂場でへたりこむハルの様子を心配そうに見ているアギーとナミ
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それでもご機嫌はよかったようで、久しぶりに猫ベットに入って眠る姿が見れました
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腹水がたまっている場合、こんな感じで頭を支える姿勢が楽とのことです
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夜は点滴100cc。
a/d缶3ccを時間を空けて2回。吐く様子はなかった。
尿もまた出るようになってきた。
目やには多いが、鼻づまりは少しましになった気がする。

8月7日

8:00
旦那が出社前にa/d缶とぶとう糖を混ぜたものを5cc食べさせる。

強制給餌についてはずっと続けるかどうか迷っていたので、
ネットでいろいろと調べて経験者の話しをたくさん読む。
もちろん猫の状態によって結果はさまざまだろうけど、
中にはまた自ら食べれるようになって、余命宣告から長生きしている猫の話しもあり、
私も気持ちを切り替えて、明るい気持ちで強制給餌をしてみようと考え直した。

11:00
そろそろハルにご飯をと思って台所に行くと、
ハルが茶色っぽい液体をするっと30ccくらい吐いた。
とりあえずご飯は見送ることに。ハルは床でへたっている。
食べさすのを頑張ろう!と思ったけど、ハルにとってもう食べることは苦痛でしかない?
食べさせるのはいいことなのか?悪いことなのか?ずっと答えは出ず。

シリンジは3ccのもの。茶色は恐らく、朝食べたフードの色だと思われる
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11:30
この日は病院が休みなので、普段から利用している一番近くの病院に相談に行く。
ロイヤルカナンの退院サポートを購入。
ちょうど他に患者がいなかったので、ゆっくりと話しを聞いてもらった。

猫は強制給餌を嫌がるので長生きできない場合が多いとのこと。
点滴の量は、出た量を測ってその分を補給する。体重を計るのもよい。
もし苦しみだしたら、痛み止めやけいれんを抑える薬は使えるけど、
それは安らかに逝くための補助的なものになるとのこと。

「もう何もせずじっと見ていることしかできないんですかね」と私が言うと、
「そんなことはない。点滴も立派な介護です」と言われ、少し救われました。
人間、煮詰まっているときは誰かに話しを聞いてもらうだけで、本当に救われるものです。
こういう感じで宗教にはまっていく人が多いのかもなと思いました。

15:30
わん友がどうしてもほったらかしになっているシーのことを気にかけて、
旦那が帰ってくるまで預かってくれるというので、シーを預けに行く。
この友人は最近私たちが留守にするたびに猫のお世話をしてくれていたので、
ハルのこともずっ心配してくれて、余命宣告後もすぐに会いに来てくれました。
ハルはいろんな人に愛されているんだなー。

シーを預けて家に戻ると、またハルが茶色い液体を30ccほど吐いた跡があった。
水分がどこにこれだけ残っていたのだろう?

ハルは風呂場でうずくまっている。怖い。
強制給餌なんてできる状態ではなかった。

16:40
ハル、これが生前最後の一枚となってしまいました。強い目をしていました。
弱音を一切はかず、本当にかっこよすぎたわ。大好き!
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17:50
ここのところ尿はずっと寝床でしていたのに、久しぶりによろけた足でトイレに行った。
歩きながら尿が少しもれたけど、ちゃんとトイレシーツの上でした。
よろよろなのに、どこでしてもいいように部屋中にマットも敷き詰めたのにと思うと、
そのおしっこの跡を見ただけで泣けた。
ハルが頑張った証拠だと思った。

そしてこの日の夜、疲れていた私はうっかり2階の布団で眠ってしまいました。
今でもこれは悔やまれてなりません。


  1. 2014/08/24(日) 13:01:48|
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ハルのこと 8月1日~4日

ちわ。
皆さまにご報告が遅れましたが、
8月8日、闘病中だったハルが虹の橋に旅立ちました。
最期まで本当に強くて可愛くて立派な子でした。
まだまだ気持ちの整理はつきませんが、
ここにハルの頑張りを記録しておきたいと思います。

7月30日のハル。急な階段を上がって、まだ2階に来ることができました
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8月1日

病院の予約は明日でしたが、食事を全く取らず、
水も飲みたくても飲めないような感じだったので、
夕方病院に連れて行きました。

診察台に上がった時にあきらかに力がない様子のハル、
大嫌いな血液検査の時も、嫌がる力がほとんど残っていないようでした。
そして、採血が終わっていったんキャリーバックに戻そうとしたとき、
足腰に力が入らないのか、ハルがバックの中で倒れこむような姿勢になってしまいました。

その姿を見たとき、私の目から涙があふれました。
もうこんな状態なのに、まだつらい検査をハルに受けさせるのか?
ハルはもうこんな場所にいたくないに決まっている。

そして、思ったことをそのまま担当医に伝えました。
「このまま良くなる可能性がないのなら、もうつらい検査とか受けさせたくないです」と。
しかし担当医はそんな弱気になった私を見て、
「あきらめるのはいつでもできます。まだ原因もわかりません」
とはっきりした口調で言いました。
私は確かに自分があきらめてどうするんだと思い直し、
ハルを検査のために再び看護士さんの手に預けました。

そのあいだ待合室で待っている時間は数十分だったと思うのですが、
いろんなことが頭をよぎり、もう自分の精神が持たないと思いました。

そして、検査結果を聞くために診察室に呼ばれました。
ハルがやっと私のもとに戻ってきました。
しかし担当医から聞いた言葉はどれも最悪なものばかりでした。

これは10年前のハル、7歳の誕生日。お腹がぽんぽこりん
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「状態はよくありません」

「エコー検査の結果、腸閉塞を発症している可能性があります。
画像で見る限りもうほとんど腸の中に隙間がありません。
そのため固形物はもう食べられないと思います。
本来はバリウムを飲んで検査をして正確な判断をするのですが、
検査をする体力も、診断がついた時に手術をする体力もありません」

「腎臓の機能もBUNが測りきれないほど悪化しています」

「点滴だけなら3~4日に1回くらいしてあげることはできます」

もう座って聞いているのがやっとでしたが、思わず私の口から出た言葉は、
「もう長くないんですか?」でした。
今までは怖くてどうしても聞けなかった言葉です。

「あと数日だと思います」
担当医はつらそうに、でもはっきりと言いました。
目の前が真っ暗になりました。
せめてもう少し長い、数か月とかあいまいなものだと思っていたので。

言葉を失くす私に担当医は「もう後は自宅でゆっくり看てあげたほうがいいと思います」とつげました。
皮肉にもさっき否定されたはずの、もう何もしないという方法しか選択できないということです。
私はただただハルの頭をなでて、「頑張ったね」と言うことだけが精一杯でした。
こんな小さいやせてしまった体でつらい検査や治療を受け、
一度も鳴くことも怒ることもせずじっと耐えていたハル。
もうこれ以上、頑張れなんて言ってはいけないのかもしれません。

あいかわらずハルが怖いシー。不自然に視線をそらし中
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その後は、たまっていた腹水を100ccだけ抜き、逆に点滴を100cc入れました。
腹水は1リットルはたまっているはずなので、見た目もほとんど変わりませんでした。

帰宅してから腸閉塞について調べました。
ハルの場合は常に腹水で腸がただよっている感じのため、
腸ねん転を起こしたのではないかとの診断でした。
手術が不可能ならまず治らない病気です。
心臓、腎臓、腸閉塞、この中で最期が楽なのは心臓だと言われました。
これからはもう治療のことを考えるのではなく、
最期をやすらかに迎えることが目標になってしまいました。

帰宅後、部屋でみんなとくつろぐハル。こんな光景がいつまでも続くと思っていました
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部屋の中ではクッションマットの上でほとんどの時間を過ごすようになり、
時々お風呂場や台所によろけながらも移動します。
尿も寝床でしてしまうことが多いので、ペットシーツとバスタオルをひきました。
これからは残された時間をハルが少しでも快適に過ごせるようにしなければいけません。
そして少しでも長くハルと一緒にいたい。ただそれだけです。

旦那がいつもより早く帰ってきてくれました。
私の状態は最悪だったと思います。
この日から私は一階のハルの寝床の横で眠ることにしました。

8月2日

ハル17歳の誕生日前日。
明日の誕生日に備えてみんなで記念写真を撮りました。
恐らくこの時の私は、
最悪誕生日の記念写真が撮れないことも考えていたのだと思います。

お誕生日前日の撮影に、しんどいはずなのにつきあってくれるハル
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この日もハルは何も食べず、飲まずだったので、水分だけはシリンジで与えたものの、
飲むことすらつらいようで、一日で合計20ccあげるのが精一杯。
水入れの前に行ってはへたりこむ姿がこの頃からよく見られるようになりました。

だんだんと自慢だったぱっちりお目目が開かなくなってきました
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2階で他の猫に会うのは久しぶりだったので、1匹づつ挨拶をさせましたが、
あきらかにちょんだけはハルの状態を全て理解しているようでした。
子猫だったハルを自分の子供のように育てたちょん、どんなことを思ったんだろう?
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そして、なぜかハルの寝床の横で寄り添うように眠るシーの姿が見られるようになりました。
怖くて近づくことすらできなかったのに不思議でしかたありません。
もしかしてハルのこと応援してくれてる?
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せめてゆっくり眠らせてあげたいのに、
腹水のせいで横になることができず、眠るときもずっとこの姿勢のままでした
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8月3日

ハルが17歳の誕生日を迎えました。
いつもの誕生日なら大好きなマグロのお刺身でお祝いするのですが、
残念ながらこの日もハルは食べることができませんでした。

自慢だったぱっちりお目目も半分位閉じた状態になり、目やにや鼻水も出てくるように。
写真を撮るのも少しためらうようになってしまいました
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それでも私がずっと、
「17歳の誕生日をお祝いしようね」と毎日言い続けていたので、
ハルは私との約束を守ってくれたのだと思います。

この日は普段から利用している病院のひとつ、猫専門病院に相談に行きました。
何か少しでもハルにしてあげれることはないのか考えてのことでした。
しかしどうしてもハルのことを話し出すと涙が止まらなくなり、まともに話すことができません。

夜、ハルの隣で眠っていてもずっと不安や怖さが続きました。
何回も目を覚ましてはハルが呼吸していることを確認しました。

この日も飲まず食わずだったため、水を一日で合計30ccほどシリンジで飲ませました。
本当に嫌がるのでやっているほうも本当につらいです。

17歳になったハル。
腹水がたまっているから見た目にはあまりわからないけど、
背骨が浮き出てかなりやせていました
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8月4日

この日は午前中だけ仕事に行き、午後からとお盆休みに入るまで有給休暇を取ることにした。
同じ仕事をしている人には迷惑をかけてしまうけど、
残された時間があと数日と知ってしまった以上、ハルといる時間を最優先に考えました。

有給休暇は本来理由など必要ないけれど、
なかなか私の職場のように理解してくれるところはまだまだ少ないと思うので、
私は恵まれていると思います。
これが人間の家族ならまた全然話は違うんだろうけど、それが現実です。

仕事に行く前にお風呂場でへたりこんでいたハルに、「絶対に待っててね」と言ったら、
「ニャー」と小さな声で鳴いた。
声を聞けたのは本当に久しぶりだったので、すごく驚いたし嬉しかったです。

しかし、どんどん弱っていくハルの姿を横で見ているのは本当につらいものでした。
昨日よりも目やにがひどくなる、昨日よりも足元がふらつく、
何回も逃げ出したくなりましたが、一番しんどいのはハル。
不安に押しつぶされそうになっては、
「旦那が帰ってくるまであと○時間」と自分に言い聞かせて耐えるようにしていました。

それでも何もしないでいると煮詰まってしまうので、
ハルが大量にタオルを使うこともあり、やたらとこの頃は洗濯ばかりしていました
DSC05806.jpg

前回の通院から3日、ハルはあいかわらず食事も水も口にしていません。
かかりつけの病院に点滴に行く予定でしたが、
もう検査や治療は必要ないので、
ハルの体力を考えて昨日相談に行った、少し近くの病院に行くことにしました。
(かかりつけ医にもこの点は事前に了承済)

今までの経過や検査結果を改めて猫先生に話すと、夏を乗り越えれるかどうか難しいと言われ、
やはり目標はどれだけ楽に最期を迎えさせてあげられるかということになりました。
私も頭ではもう治らないだろうと理解しているはずなのだけど、
まだどこかで、もう一度ハルがご飯を食べれるようにならないだろうかと、
周囲とは違うことを考えていました。

なんせ食いしん坊だったハルに、もう一度思う存分好きなものを食べさせてあげたい。
強いハルなんだから、まだ奇跡だって起こるかもしれない。
余命宣告をされてからも何年も生きたりした話しもよく聞くし、
あのハルだよー。食いしん坊のハルだよー。まだ大丈夫だよーと自分に言い聞かせていました。

この日は脱水が進んでいたので、点滴を200cc入れた。
目が落ち込んできているのも脱水が進んでいるからとのこと。
腹水のこともあるので入れすぎるのは良くないけど、
最期に苦しまないためにも、最低限の点滴はしたほうがよいだろうとの判断でした。
そして通院は今のハルには相当負担がかかるので、この日指導を受け、
翌日からは旦那と私が自宅で点滴をすることになりました。

ハルの心配をする?おくら。おくらはハルに育てられました
DSC05807.jpg

そして全く食べないのも当然のことながら良くないので、
流動食を飲み込めるうちは、無理のない程度にあげたほうがいいとのこと。
そう言うと、すごい早業で猫先生はa/d缶を3ccシリンジに取り、2回ハルの口に放り込んだ。
さすがプロ、この時ばかりは自分たちのもたもたさ加減を思い知ることに

帰宅後は疲れたのか、ハルはさらに足元がふらふらに。
それでも風呂場と寝床の往復を繰り返すので、
その度に体を支えて補助をするようにした。ハルは迷惑だったかもしれないけれど。

この日は旦那に頼んで、久しぶりに2階のちゃんとした布団で寝た。
ハルのことはもちろん気になるけど、2階で生活しているちょんのことも気になっていたので。
でも結局、1時間おきに目が覚めてしまった。

一日一日が長くて短かった。

  1. 2014/08/23(土) 20:54:13|
  2. ハルのこと
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(猫)ちょん 21歳☆
   ハル  17歳☆
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   ちゅちゅ  2歳
   うみお  3ヶ月
  (人)旦那  1名
・・・と暮らしています。
全員オスなのは偶然です。

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